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まずは基礎知識
 一度しかない自分の人生なのだけど、毎日がむなしく過ぎていく。もっと充実した手応えのある生き方があるはずだ。でもどうしていいか分からない。そんなあなたに教会が正しい生き方のヒントを与えてくれるかもしれない。
 そこで、教会とはどんなところ? 聖書ってどんな書物? 十字架はどんな意味があるの? クリスチャンって特別な人なの? など、このホームページでキリスト教の「いろは」を簡単にご紹介させていただきます。ぜひ、この機会に教会の門を叩いてください。

Q.教会とはどんなところ?
  教会というのは、建物や組織というよりも「信仰者の群れ」です。 「私はこの岩の上に私の教会を建てる」 (マタイ福音書16章18節)と、イエスキリストが言われたように、キリストが集め、建て、成長させてくださる「群れ」です。そのキリストは、今も、御言 葉によって集め、建て、成長させられておられます。


Q.聖書ってどんな書物?
聖書は、創世記から始まる旧約聖書39巻・マタイ福音書から始まる新約聖書27巻の合わせて66巻からなる、キリスト教の正典です。
「正典」は、ギリシア語で「カノーン」(英語ではCanon)」といい、「ものさし=信仰と生活の規範」の意味があります。また、信じてイエスの名により命を受けるため」(ヨハネ福音書20章31節)です。

Q.十字架はどんな意味があるの?
 イエスの時代、十字架はローマ帝国の処刑器具の一部でした。ローマ総督に「何の罪も見いだせない」と言われたイエスは、これによって処刑されました。
このイエスキリストの十字架による死は、世の罪人の罪の贖い(あがない=神のものとして買い取ること)として位置づけられ、福音宣教の使信の中心です。
「十字架の言葉は、・・・・・私たち救われるものには神の力です」(コリント−1章18節)

Q.クリスチャンって特別な人なの?
 「クリスチャン=キリスト者」という名は、もともとはキリスト信者に軽蔑的な意味で付けられたニックネームで(使徒言行録11章26節)、キリストに属する者」という意味があります。
キリスト者は、行いや人間性の上で特別立派な点があるから、キリスト者にされているのではありません。
ルターが、「罪ゆるされた罪人」と言ったように、ただキリストの愛と恵みによって救われた者たちのことです。

(日本キリスト教団出版局「教師の友」より転載)